ヴァイオリニスト高嶋ちさ子が結成した「12人のヴァイオリニスト」が、韓国のスーパー・ヴァイオリニスト「KoN」とコラボレートしたコンサート『12人のヴァイオリニスト×KoN』が、10月15日(土)北九州芸術劇場で行われる。
あの古澤巌もいち押しの韓国のスーパー・ヴァイオリニスト「KoN」。じつはこのひと、ただのヴァイオリニストではない。作詞、作曲、演奏などの音楽活動はもちろんのこと、韓国版ミュージカル「FAME」(11月25日~2012年1月29日公演)の主要キャストのひとりとして出演するなどマルチな才能の持ち主。さらにモデル業もこなすイケメンとくれば、日本でも注目されること間違いなし!の逸材なのだ。
ずっと自由に音楽をやっていきたいと思っていました。
だから今は、いろんなことにチャレンジしている状態です。
プロフィールに“韓国初のジプシー・ヴァイオリニスト”と書いてありますが、この分野でプロとして活動するのは韓国ではKoNさんが初めてなんですか?
そうです。昔からあるジプシー音楽もやっていますし、自分がアレンジして作った“Nuevo Gypsy”(新しいボヘミアン)というジャンルも一緒にやっています。
8歳からヴァイオリニストを始めて、最初はクラシック音楽を勉強していたんですよね。
大学時代までクラシックだけやっていました。
それがどうジプシー音楽につながっていったんですか?
大学時代の時から自由に音楽をやりたいと思いはじめました。クラシックというジャンルは固いイメージがあって楽譜どおりに演奏しなければなりません。様々な音楽に触れていくうちに、自分で作曲して即興的な演奏もやりたかったので、そうしているうちにジプシー音楽にたどり着きました。
アルバム「Nuevo Gypsy」(日本未発売)聴かせていただきました。どれもすてきな曲ばかりで。
わあ、ありがとうございます。
1曲目の『Fatal Invitation』を聴いたとき、赤いドレスを着た女性と黒のタキシードを着た男性がタンゴを踊っている映像がバーッと頭の中に浮かんだんです。ほかの曲も風景や人物が浮かんできて。
(感心したように)ほおー。
KoNさんはご自身で作曲されますが、作曲するときに、例えばテーマを決めて作るのですか?
曲を作るときはテーマとイメージが同時に浮かんできて、作りながら同時に曲のタイトルを決めていくという感じです。
なるほど。
作るときは気にせずに作るんですけど、曲を聴いてくださって映像が浮かんでくるというのは、じつは私が一番望んでいる形なんです。そういう風に聴いてくださるのはとても嬉しいことです。ありがとうございます。
ところで、ジプシー音楽というのは枠にとらわれないイメージがありますよね。
はい。
KoNさん自身ヴァイオリニストの活動以外にも、歌、俳優、モデルといったいろんな分野で活躍していらっしゃって、ジプシー音楽と通ずるものがあります。
私は新しいものが好きで、新しいことにチャレンジすることが好きなんです。枠にとらわれないという意味ではおっしゃるとおりだと思います。
KoNさんの中心にあるのはヴァイオリニストとしての自分なんですか?
8歳から10年以上ヴァイオリン一筋でやってきたので、今はそれを土台にしていろんなジャンルにトライしている状態です。
いろんな分野にチャレンジすることによって、そこから得たものを音楽活動にいかしていきたいと思っているのでしょうか?
クラシック音楽だけをやってきて、小さい頃はヴァイオリンを練習してクラシックだけが自分にとっていいものだと思ってきました。でも、年齢を重ねていくうちにいろんな経験をすることが自分にとっていいことであると思うようになってきて。
例えばクラシック音楽だけじゃなくて、今度出演する「FAME」ではミュージカル俳優をやっていることが音楽につながるし、作曲していることがミュージカルにもつながるし、そういう経験のつながりが自分を育ててくれていると思います。
昔、先生が「ヴァイオリンの練習をしなくても自分の音楽を育てていくことができる」とおっしゃっていました。そのときはとんでもないことだと思ったのですが、今はその言葉の意味がすごく理解できます。
本当にいろんな才能があるんKoNさんですが、何か苦手なことってあるんですか?
踊りが苦手です。
(一同大爆笑)
ええ~!だってミュージカル出てますよね?
今、「FAME」の稽古で踊りの練習をしているんですが、その踊りが専門的なのでとても難しく大変で(苦笑)。踊りは上手じゃないんですけど、今日もこのあと韓国に帰って練習をします。前回出演したミュージカルでは(踊りは)自分の中では負担にならなかったんですが、今回は本当に専門的で踊りも多くて…。この公演が終わった時には踊りも上手になっていたいです。
今回の公演「12人のヴァイオリニスト×KoN」について伺います。12人の美女ヴァイオリニストを従えて演奏する気分はいかがですか?
(ニッコリ笑って)ハッピー!
(笑)いいですね~正直で。
男性が美しい花の中にいるという感じです。だから、いつもステージで演奏するときよりもずっとハッピーですね。
東京公演の映像を見せてもらったんですが、MCでカンペを見ながら一生懸命日本語で話している姿が微笑ましくて(笑)。演奏しているときのKoNさんはすごく情熱的でカッコいいのに、そのギャップが面白かったです。
コメントを書いている紙は日本語の発音を韓国語で書いているものです。日本語は下手なんですが、自分の言葉でお客様に伝えたいなと思いましてそうしました。じつはあのとき、コメントの紙が何枚かあって順番を間違えて読んでしまったんですね。そしたらお客様に気づかれて笑いが起きてしまって。本当は別のところで笑ってくれるように内容を考えていたんですが(苦笑)。
あははは!
北九州の公演ではまだ無理ですが、もっと日本語を勉強してカンペを見ずにMCをしたいと思います。
ぜひ頑張ってください!期待しています。