『Endless SHOCK』
‐2000年に幕を開けた堂本光一『SHOCK』が、12年の時を経て博多座に登場します。‐
今まで、大掛かりな舞台装置を駆使する『SHOCK』が上演できるのは帝国劇場だけでした。
「巨大舞台セットを瞬時にして収容可能な大奈落、広大な舞台袖、照明・吊り物用バトンなどのダイナミックな舞台機構を備え、また客席天井にフライングの設備を完備、その一方で、舞台と客席が演劇にふさわしい距離感を維持している」ことが条件だったからです。
博多座は、『SHOCK』の上演のために、劇場天井の大改修を行いました。
1月7日 舞台初日に先駆けて、公開舞台稽古と取材が行われました。
その模様をお伝えします。
ニューヨークでブロードウェイを目指す若者たちが、傷つけあいながら成長していく物語。休憩をはさんで3時間15分のステージは、ダンス、歌、立ち回りなど、みどころ盛沢山、なかでも客席でのフライングと大階段からの転落シーンは迫力満点でした。
ショー・マスト・ゴー・オンという言葉がキーワード、ステージに立つすべての人が共感できます。
ステージの最後に、堂本光一さんから、「ついにこの日がやってきました。3月11日の震災の時から時間が止まったままでした。博多座で再び時間が動きだします。カンパニーとしてうれしいことです。正直、舞台機構のことで大変かなと思っていましたが、スタッフの方々が完璧に準備してくれてスムーズに演じられました。万全の態勢で本番を迎えたいです。」と力強いあいさつがありました。
-Qいよいよ博多座公演ですね-
光一 楽しみにしていました。素晴らしい劇場ですね。スタッフの皆さんが万全の態勢で迎えてくださって、本番が楽しみです。帝国劇場よりも客席が近いので違った感覚があります。
-Q『SHOCK』のために、天井を改装されたそうです-
光一 ほとんど帝劇と同じにできているので思いっきりやらせて頂きます。天井が帝劇より少し高いので、フライングのタイミングを変えています。その分ダッシュを長くして大きく回れます。
-Q博多座からスタートして、4月の帝劇まで長丁場です-
光一 ここまで長いのは初めてです。連続で4カ月ですか。震災前は3カ月の予定だったので、いろんなことを感じました。期待も込められた4カ月なのかなあと。
-Q本番中に震災が起ったんですよね-
光一 やはり、3月11日に震災が起って、カンパニーの時間が止まってしまっていました。再演の時、普段は音楽が入ると自然に体が動くのですが、時間が止まっちゃってて動けなかったです。完全にリセットするしかない不思議な感覚でした。また時間が動きだすと思うとうれしかった。 エンターテインメントというものがどういうふうに存在すべきものか考えました。
-Q階段落ちは、合計すると段数が富士山くらいになるそうですね-
光一 聞いたことがあります。よく数える人がいますね~。どうやって計算するんだろう。
-Q新しい振付が入ったそうですが-
光一 マイケル・ジャクソンの振付をしているトラヴィス・ペインさんにお願いしました。エネルギーに満ち溢れるシーンにしたくって。エネルギーを放出することが大切なんです。お客様が入って本番が始まった時に、いろんな思いが生まれるのかなと感じます。
-Q神田沙也加さんの印象は?-
光一 いい声を持っていますね。ステージに立った時に華があるし、すごく堂々としてる。僕ら男子校のノリですけど、慣れてもらったら楽しくなると思います。新たな息吹を注入してもらって、一緒に成長していくのも楽しみですね。
-Q福岡での楽しみは?-
光一 ゴマさば食べたけど美味しかったですねぇ。博多を満喫したいですね。あっ、女の人も奇麗らしい。
-Q今年の抱負を-
光一 とにかく今は、『SHOCK』に集中したい。エンターテインメントを仕事にしているので、2011年は日本に元気がなくなっていた年という印象があります。僕らから劇場に来て下さるお客様に元気を届けたいです。以前、森光子さんに「世の中が幸せな時じゃないと私たちの仕事はできないのよね」といわれてピンとこなかったんですが、3月11日の震災を経験して、やっぱり幸せな時じゃないとエンターテインメントは生まれてこないと実感しました。森さんの言葉を胸に留めて頑張ります。
『Endless SHOCK』は、1月7日から1月31日まで、博多座で。但し、チケットは完売。帝国劇場公演(2月7日~4月30日)のチケットは、1月14日発売(2・3月分)。