劇シネ「ムサシ〈ロンドン・NYバージョン」


今日は振袖の女の子たちが歩いてました。晴れ着姿、いいですねlovely
 

さて、今年は昨年にも増して、たくさん演劇鑑賞していきたい所存でございます。


さっそくですが今週末、銀座の東劇へ行ってきました。

井上ひさし作、蜷川幸雄演出の「ムサシ〈ロンドン・NYバージョン〉」。

 

藤原竜也演じる宮本武蔵と 勝地涼 演じる佐々木小次郎。
殺し合いになりそうな二人の間に、「寺」が入る。
そこでの出来事を通じて最後二人には友情が芽生える…。


役者さんたちの演技がすっごい上手で、それだけでも見ごたえありました。
筆屋乙女:鈴木杏、沢庵宗彭:六平直政、
柳生宗矩:吉田鋼太郎、木屋まい:白石加代子等など…。

 

裏方もかなり力入ってます。狂言指導野村萬斎、音楽宮川彬良...。

 

…それにしても、

 

この戯曲を作った発想! 井上ひさしさんワールド!shine

たとえば、剣の練習を西洋風のダンスに展開させるという・・・。
この思いつき、すごいimpact
面白さがひょっこりひょうたん島を思い出させました。


 

思います
日本の文化は世界に誇れるんですよね。


この豪華キャストからも、日本の本物の芸術を見せたい
蜷川さんの意気込みが伝わってきたような。

これからもどんどん世界に出していってほしい!upwardright

 

私も、日本を魅せたい輩の一人でございます。
日本の文化をどう見せるか。そしてこれからの文化をどう自分たちの手で作っていくか。

 

そのためには自分なりの、日本の良さ、ってのがしっかりあるといいと思うんです、
蜷川さんのようにheart02

 

武士道といった精神論とか、仏教といった思想とか、寺という設定とか、
日本を飾るような形を入れると確かに日本らしさが出ますよね。

私は日本にしかない美しさがあると思うんです。それは感じるものであって、
形も大事ですが、あくまでその器であって。

それは歌舞伎のように日本の四季を織り込んだ舞台にあったり、
松尾芭蕉の俳句のような短い文章に込められていたりするもので。

この美しい面をしっかりと受け継ぎつつ、今の時代をえぐるような面白い作品を
作っていきたいな、なんて、思ってます。

そのためにも、こうして演劇好きの仲間がいるって幸せだなっ思いますよwink

今年もよろしくお願いしますfuji
 

2011年1月10日 21:29  カテゴリー: 映画 舞台・演劇 | コメント(0) |
ブロードウェイミュージカル Avenue Q

 

Avenue Qを観た直後の感想・・・

衝撃的!dashdashdash

 

ある純粋な青年が人生のPurpose(目的)を探し求めていくというストーリー。

Avenue Qという貧乏な下町に引っ越すところから始まり。

そこにはゲイや人種差別、様々な社会的現実がむき出しになって存在している。

 

何がすごいって

ちょっぴりずつ、人間の汚いこころを認めちゃってること!

人種差別なんてみんな少しはあるでしょ!とか。

ホームレス見てると憐れに思えて、自分が優越感に浸れるのよ、とか。

自暴自棄、とまではいかなくて、むしろ優しさを感じるっていうのがまた、いい。

 

いやー、すごいですねー。斬新もいいとこ。

舞台もパペットを使って人間が後ろで操作してるというスタイル。

声優さんというのか、後ろの人が一人でパペット二役やってる場面もあったりして

面白かった。

 

青年は最後に気づく。

自分のことばっかり考えてたけど、

他人のために何かする方がまじ気持ちいい、と。

 

ですよねー。なんだか私に向けて言われたようで (笑)

とにかく、まだドキドキしてます!

また是非、日本に来てほしいです!

2010年12月23日 21:00  カテゴリー: | コメント(0) |
「RENT」


銀座・シアタークリエで公演中のロックオペラ、「RENT」。


1980年代のニューヨークが生々しくリアルに描かれる。
生々しいというのは、当時の汚さを露骨に、脚本家ジョナサン・ラーサン本人の言葉を使うと<リアルに>描いていること。

 

つばを吐き路上にうろつくホームレスたち。
薬物に喘ぐ者たち。
堂々と愛し合うレズビアン、ホモセクシュアルたち。
その中でHIVは一つの大きなテーマであり、登場人物のキーパーソンの一人、エンジェルという青年も途中で死を迎え、観客は哀しみに包まれる。

 

これが舞台になると絵になるのが、不思議だ。演出家エリカ・シュミットの腕と俳優たちの闊達な演技ももちろんあるだろう。

 

作品の着想は劇作家ビリー・アロンソンの「貧困や死と隣り合わせの日常」などのキーワードをきっかけに、プッチーニのオペラ、ラ・ボエームの現代化を思いついたところから始まる。
それが1989年で、初演が決まったのが1996年。
 

7年がかりの作品が集大成を迎えた公演初日前夜、ジョナサンは大動脈癌破裂で死亡。

 

彼自身の死がミュージカルを伝説にした、と言うと言い過ぎかもしれないが
彼の早すぎる死を惜しむ気持ちは、この作品がブロードウェイのロングランであることと決して無縁ではないと思う。
 

<自分や周囲の友人たちの<リアル>-売れないアーティスト生活の美学、社会における芸術の重要性、現代アメリカの不寛容、HIV・AIDSの脅威-を「RENT」に結実させた>と語ったジョナサンを忘れないように、そのエッセンスを永遠にするために。


 

ピュリツァー賞、トニー賞最優秀作品賞受賞も果たした。

 

音楽もロックやゴスペル、R&Bと、種類も多く面白い。今回生演奏のバンドがまたライブ感を膨らませた。

 

若者向けといった印象だ。

 

貧困のどん底で生きる若者たちの苦しみはこの作品のテーマ、シュミットが言うところの<決して希望を失わない>ことによって中和される。それは品のないSMダンサーたちのずぶとさ、仲間たちで夢を語る歌、愛を突き通す同性愛者たち、様々なところに散りばめられている。

 

恋人のミミが奇跡的に生き返る最後のシーンで、希望が絶望に勝つというのが、実に清々しい。

2010年10月12日 23:08  カテゴリー: | コメント(2) |
フェアウェル さらば、哀しみのスパイ

 

公開中の映画、「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」。


アメリカとソ連が対立していた時代、世界平和を願う男がいた。
その男は願っているだけではなくて、命を賭けて実行に移した。

 

彼がスパイ役として米側に手渡した情報の影響は、
その後の米ソの歴史を変えるくらい、大きかった。

 

勇気ある孤独の英雄、グリゴリエフ大佐。
実話に基づいているという。

 

命を賭けて、しまいには祖国に命を奪われる。
そこまでして、何故。

 

それは自由、そして平和を求めたから。
愛する息子が生きる未来は自由であってほしかった。平和であってほしかった。

息子が生きる未来は、西も東もない。
好きなだけ洋楽を楽しめる。好きな本を好きなだけ読める。

そんな当たり前のような自由が、戦争の時代には無かった。

 


時代は変わった。

 

今は、自由だ。平和だ。

 


一人の人間が死刑にかかるだけでも、ニュースに大きく取り上げられるようになった。

 

しかし―

 

 

私たちは、その時の彼らより幸せだろうか。心は豊かになっただろうか。

 


先日、偶然 倉本聰の「 歸國(きこく)」という戦争ドラマを見た。

戦争で命を落とした兵士たちが、今の日本を見て問う、「今の日本は幸せになったのか」。

そこには仕事が忙しくて、実の親のお見舞いにも葬式にも出れない息子が描かれていた。

 


私たちの世代、何かとても大切なものを、受け継ぎそこねてはいないだろうか。
 

2010年9月16日 20:57  カテゴリー: 映画 | コメント(0) |
野田秀樹さんのザ・キャラクター

2か月ぶりの舞台鑑賞。。

 

ずっと気になってました。野田秀樹さんcatの作品。

何かと話題の人ですよね。

 

舞台はごくありふれたように見える、町の書道教室。

実は人をだまして信者にさせ財産を奪い殺人まで犯している

とんでもない組織だった。
 

そこに、行方をくらました弟を追って飛び込む主人公、マドロミ。
そこで息子を探す口うるさいオバチャンと出逢う。

弟を見つけるために組織の長、「家元」の側近になるマドロミ。
真実を暴くためマスコミを武器として戦うオバチャン。。etc, etc.

  

詳しくは新潮の7月号を。戯曲載ってます。
劇場でも売ってます。

 

2010070621440000.jpg

 


言葉遊びとか、漢字の一角違いをひっかけて高度なジョークがよく出てくるんです。「幼」と「幻」とか・・

口頭だと分からないこともあるんですよねそういうの。

文章で見て初めて分かったというのもありました。

ああ、そうだったのか(ポン)という気付きがあります!

 

ちなみに左も劇場で販売してます。舞台裏フォト一杯。

椎名林檎x野田さんインタビューとかも出てきます。

劇場ではチラミもできないのでご参考ください。

 

えー。。(吸)

作品はというとですね。

 

とにかくシリアスでしたcoldsweats02


モデルがあの事件、というのもあり。液体プスっと刺した、地下鉄事件の。

でも、capricornus言葉あそびcapricornusでふざけたりとか
libraギリシャ神話libraの透明感もあってか、

後味は意外と軽め。なんか見ごたえあったなあ、といった感触。

 

ギリシャ神話も、出てきましたねえ。

古代の100%神の世界に出てくる登場人物なんだけど、そのエッセンスは

現代の100%人間の世界に通じるもんがある。と言っているような。

 

。。古典って底知れぬ奥深さがありますよねっっshineshineshine

ってそんなにたくさん読んだわけじゃないけど。

人間のあらゆるが詰まっているというか。

それが時を越えても変わらないというか。

 

キャストも私でも知ってる有名人が出てて面白かった。

宮沢りえは初めて見たけど超透明感あって美人ー!

古田新太の笑えるキャラがこのドシリアスな中でも活きるっていうのがすごい。

橋爪功さんは白のぼろ布を着こなしてました(笑)

藤井隆も演技初めてみた!てか、シリアス!(驚) 上手でした。。



ザ・キャラクター。8月8日までやってます。
http://www.nodamap.com/productions/thecharacter/

2010年7月 5日 21:57  カテゴリー: | コメント(2) |

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ステファニー★プロフィール
☆・。.ステファニーについて.。・。☆

プロフィール:
蟹座♀・A型・出身千葉県

漂流歴: 
ルーマニア(洞窟が好きで)
ケニア(マサイ族に会うため)
インド(マザーテレサ憧れ)

職業: 
メーカーP社勤務、普通なOL。

裏業: 
劇ナビスタッフ、執筆家。

言葉: 
辛くて悲しい別れを
美しい思い出に変えてくれる
力が歌という芸術にはあるのです。
↑↑美輪明宏さんの
  「愛と美の法則」より♪♪

※「毛皮のマリー」を見て
  舞台にハマりました。

ジャンル:
演劇/芝居、
ミュージカル、
能、
歌舞伎、
クラシック鑑賞など
幅広いジャンルが好きです。

最近はオペラに興味ありです。
ビデオですがヴェルディの
アイーダを見てぐっときました。

目的:

  『宝塚なんか見たことない…
 いや俺、そういうタイプじゃないから…
 舞台?何それ、いくらするの?…』

そういう人たちを
何人見てきたことでしょう。
そして何度その壁を
ぶち破ってきたことでしょう。
 
舞台は皆に開かれた扉、

何もオタクじゃなくたって、

その道ウン十年・ツー的な
批評家じゃなくたって。

思ってる以上に
身近なところに
あるものなんじゃないかなって、

少なくとも

私はそう思ってます。

このブログを通じて
巡り合った方々に、
こちらの世界へご招待
できたらいいなと。

どうぞよろしくお願いします。

興味があれば足を運んでいます。